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税務経営情報 vol.307

備えあれば!

今年の1月で阪神・淡路大震災からまる22年が経過しました。震災当時、私は大学を卒業して税理士資格取得の勉強をしている最中でした。京都に住んでいたので、被害は電車が朝から止まっていたぐらいで、直接大きな被害もなく、影響もありませんでした。しかし、テレビを見ると、よく知っている神戸の街が大変なことになっているのをみて、びっくりしました。また、今から6年前には東日本大震災がおこり、地震に伴って発生した津波の恐ろしさは、衝撃的でした。

どこにいても震災に遭う可能性があると思います。しかし、いつ起こるかわからない震災に怯えて暮らすのではなく、震災が起こった時に、生き残る方法を考えなければいけません。そして、過去の震災の教訓をどのように生かすのか、どのように伝えていくのかが大事なことだと思うので、まず、自分に何ができるのか、考えてみたいと思います。

震災が起こった直後は、安全確保の為、とりあえず避難することを考えないといけません。家で寝ているときであれば、逃げる時に裸足では危ないので、 それぞれのベット近くに靴と懐中電灯を置いています。夏であれば寒さは関係ありませんが、冬であれば寒さ対策が必要となります。その時はスウェットを羽織るか、毛布にくるまりながら、避難するのが良いかと。その時には家族全員の身の安全の確認が必要ですね。もし、昼間に震災が起きたとして、子供達が学校に行っている時や、外出中の時であれば、それぞれが身の安全を確保して、家の近くの避難場所である学校で待ち合わせする予定です。(ただ、私の家から同じ距離に2つ学校があるので、どちらに集合するのか、ちゃんと決めてなかったような・・・

次に必要と思われるのが水や食料品の確保。救援が来るまでの2,3日間ぐらい分は各自で用意しておかなければいけないでしょう。ただし、ペットボトルの水にしても食料品にしても、賞味期限があるので、時々はチェックしておかないと、切れていることがあります。期限が近くなったものは、休日のお昼に食べるようにして、また補充しておかないといけませんね。

あと重要なのはトイレ問題。水が流れなくなることも考えられます。とくに女性の方は困りますよね。男性はまだなんとかできそうですが。我が家では、災害用の簡易トイレキットを用意していますが、そういえば、どこにしまってあるんだろう・・・

今思いつくだけでも、これだけ備えがあいまいです。実際にはもっとたくさん用意しておかないといけないものがあるはずです。こういうことは想像するだけでなく、体験していないとわからないことが多いと思うので、色々な方の体験談をお聞きするのが必要だと思います。私の事務所の女性職員は、もともと神戸に住んでいて阪神・淡路大震災を経験しています。なので毎年1月17日には、神戸に行っています。どんなに仕事が忙しくても、退社後必ず行っています。すごく大事なことなんだと思います。

一番嫌なタイミングで震災が起こるのは、夜飲んでいるときになんだろうなあ。
どんなに備えをしていても、酔っ払っていたら忘れてしまいそう。それも気をつけながら震災に備えていきたいと思います。

( 岡 本 清 臣 )

就 任 ご 挨 拶

あけましておめでとうございます。弁護士の佐野です。
ご無沙汰しております。原稿を書くのは2年ぶりくらいでしょうか。

さて、私は4月から京都弁護士会の副会長に就任することとなりました。新聞に名前がでておりましたので、気づいて下さった方もおられるかもしれませんね。副会長といってもたいしたものではなく、なんとなく押し付けあったり順番が回ってきたりなど、大変さが先に思い出されるものですので、偉くなったわけではありません。会務は、弁護士会内の合意形成、様々な委員会の運営・調整、弁護士会照会などの弁護士会としての業務といったところです。副会長というより総務部長という方がイメージに近いかもしれません。

これらの仕事をするのに、実は給料はほとんど出ません。経費の持ち出しで、得をすることもありません。人脈は広がるかもしれませんが、それほど営業になるとも思えません。以前は、完全に無給で使命感・責任感だけで務めるものでした。昔よりも弁護士会の会員数が増え、仕事量も増え、大変さが桁違いになっているので、扱いとしては、気持ちだけ給料を出そう、なるべく仕事は減らしてあげよう、それでも大変だから任期の1年はごめんね、といったところでしょうか。ほとんどボランティアです。私も大変だと聞いておりましたので、あんまり受けたくなかったというのが本音です。かわいい子供も2人いて大変な時期ですし。すったもんだ(中身はナイショ★)の挙句、お受けしました。

お受けするからには、使命感を持って、一生懸命頑張って、1年後には一皮も二皮もむけて帰ってきたいと思います。実際、人が変わったという方も少なくありません。

もちろん、自分の仕事をしないわけではありません。でないと食べていけません(売り上げは減るだろうな~。トホホ・・・)。無論、岡本経営の顧問弁護士ですので、皆様のご相談はいつでも(というわけにはいかないかもしれませんが)お受けします。すでに忘れておられるかもしれませんが、会社のことでも社長のことでも社員のことでも、同一事件に付き2回までは法律相談無料というのが、岡本経営のウリですので、よろしくお願いいたします。


もめる前に違う視点で物事を見る、もめる前に決断するというのが大事です。ぜひご相談下さい。
(無料の法律相談をスルーして、もめられた場合の方が、弁護士としては多くをいただけることになるのですが・・・トホホ)

また、京都弁護士会副会長としての弁護士佐野もよろしくお願い致します。
では、今回はこの辺で。

(佐 野 就 平)