税務経営情報 vol.335
時間差!
私の事務所の近くに外環状線と呼ばれる幹線道路があるのですが、歩いても5分もかからないのですが、急いでそこに行きしばらくそこで待っているとパトカーが近づいてきました。そのパトカーのサイレンの真ん中に「3」という数字が書かれた車両がやってきました。そしてもうしばらくすると今度は先ほどと同じ場所に「1」と書かれたパトカーがやってきました。するとそこから1分後にナンバープレートの代わりに、菊の紋章が掲げられた御料車、トヨタのセンチュリーが近づいてきました。そして私たちが道路の脇で手を振っているとその時は、車両のスピードを落とされゆっくりと通過されました。その時は窓を開けて、上皇ご夫妻が手をお振りになってくれました。6月の半ばに天皇の退位を報告するため、明治天皇陵へ参拝されたその帰りのことです。
たまたま外回りの仕事から事務所に戻る途中の道路の左右に人がいっぱいいるのを見て、上皇ご夫妻が来られているのことを知りました。そして事務所に戻るや否すぐに近くの人が集まっている所に行くと、道路沿いのどこから拝見してもいいのではなくちゃんと場所が決められており、その場所では数名の警察官が誘導をされていました。その警察官が、「とにかく来られても前には出るな!」とか、「写真はとってもいいですが、周りの方の邪魔にならない様に!」など、心構えの説明をされていました。その中で言われたのが、「3分前、1分前には心の準備ができるように、分かるようになっています」と。そして上皇ご夫妻の乗った車は必ず分かるようになっていると。だから気持ちを抑えてくださいねと言われました。当初は意味が分からなかったですが、冒頭の車両が来て意味が分かりました。なんできっちり3分って分かるのかと思っていましたが、一般車両は通行止めになり信号もすべて「青」なので時間の経過が正確に分かるようになっていました。まだかまだかという気持ちで待っているところに、急に来られると危ないので、3分という時間を設けたのでしょうね。そして落ち着くための2分間があり、残り1分の間で心を落ち着かせながらちゃんとお迎えをするという時間の使い方がうまいなぁと思いました。
「時間差」というところでいうと、若い時は激しい運動をしても直ぐに全身に身が張りますが、年齢が上がってくると、数日後に身が張る経験をされたことがあると思います。これは年齢とともに筋力が低下をするからだと言われています。私も例外なくそういう経験をしています。しかし最近他の体験をしました。ある日飲みに行って家でお風呂に入った時のことです。少し腰が痛いなと思って、お風呂を出て洗面所で体をふきながら足を高く上げてストレッチをしようと右足をあげました。するとその瞬間、バランス崩し大きな音を立てて転んでしまいました。かっこ悪いですが、酔っぱらってそんなことするとあきませんね。ちょうど転んだ時にタオル掛けの先が私の背中に引っかかり20センチ位切り傷ができ血が出ていました。その時は背中の傷が気になっただけでしたが、その次の日には腰が張ってきて、その2日後にはぶつけた肩が痛くて朝目が覚めました。そうなんです、運動して身が張るのと同じ現象で痛めた所も時間差でくるのです!転んだ時は何処をぶつけたか分からなかったのですが、時の経過とともに、腰→脇腹→右肩と痛みがでてきたので、どのように転んだか分かってきました。驚き半分、情けないが半分・・・。
皆さんも気をつけましょうね。
( 岡 本 清 臣 )
7月は熱中症予防月間
毎年夏になると、各地で熱中症に対する注意喚起がなされます。熱中症は正しい知識を身につけることで防ぐことができる病気ですが、平成30年は5月から9月までの間に9万5137人もの方が熱中症で緊急搬送されました。
そこで、熱中症の基礎知識と予防方法をご紹介したいと思います。
・熱中症はどのようにして起こるのか?
熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。
「環境」の要因は、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどがあります。
「からだ」の要因は激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じたり、暑い環境に体が十分に対応できないことなどがあります。
その結果、熱中症を引き起こす可能性があります。
人間の身体は、平常時は体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みとなっており、体温調節が自然と行われます。
・熱中症を引き起こす3つの要因
要因その1 環境
要因その2 からだ
要因その3 行動
・熱中症を予防するにはどうしたらよいの?
・無理をせず徐々に身体を暑さに慣らしましょう
・室内でも温度を測りましょう
・体調の悪いときは特に注意しましょう
環境省 熱中症予防情報サイトより