夏の風物詩

夏といえば、セミの鳴き声を上げることができます。セミというのは、幼虫としては土の中で約3～17年（アブラゼミは６年）生活をし、成虫として地上に出てきては１～２週間が寿命だといわれています。最近の研究では、どこかの高校生が調査をして１カ月近く生存していることが証明されたとか。まぁ何にしても日の目を見る時間（地上での生活）が寿命に比べて短いことで、儚いイメージがあります。ただしセミにとったら、ほっておいてくれというものかもしれません。というのはセミにとってそれが当たり前で、人が勝手に思い込んでいるからだと思います。

今回はセミの話をしたいのではなく、私の中の今年の夏の風物詩といえばやはり高校野球です。私の息子は高校３年生で今年最後の高校野球大会でした。一応３年連続ベンチ入りで今年は一桁の背番号をもらっていました。とはいえ弱小チーム故に選手の人数が少ないためベンチ入りできたという幸運もあったと思いますが、それもほっといてくれということなのでしょう。さて７月の半ばに開会式があり、私の息子の高校は開会２日目の第一試合、全体のなかで２番目の試合となり早めの登場となりました。

満を持して臨んだ試合です。今年は新入生もたくさん入ってきて人数的には見劣りはしません。体格の差は否めませんが・・・。梅雨の真っただ中で、雨が心配されましたが、小雨の中決行されました。試合の立ち上がり、ぬかるんだグランドに足をとられ、早々に１点、１点と取られてしまいました。しかしそのあと反撃をして２対２の同点となり７回裏の攻撃となりました。先頭バッターは、私の息子です。それまでの２打席で粘るもヒットなし。そして第３打席目が回ってきました。それまでも相手チームに攻められており、ある回では２アウト満塁で、一打でれば大量得点をとられてしまうというところでバッターは外野にライナー性の当たりを打ちました。やばいと思いきや、もっとやばいことに私の息子のところに飛んでいくではありませんか！それも一歩目が雨で滑って体制が崩れかけていましたが、しっかり捕球してくれました。ここで落としていたら、スタンドで一緒に応援できなくなるとまで思っていましたが、よかったです。

そういう途中経過があっての第３打席です。ちょっと勢いがあったのでしょうか、３ボール２ストライクまで追い込まれていましたが、ここでセンター前に抜けるヒットを打ちました！ここで走馬灯のように中学から６年間のことが思い出されました。高校２年生までそれほど真剣にしてなかった（私から見てです）息子が、ここにきて自主的に素振りをしては、ビデオを撮り打撃フォームの確認をしたり、私が家にいるときはシャトルでバッティングをしたり（そのたびに私は筋肉痛に見舞われました）と努力をしていました。この一本のために今までやってきたのかと思うと、感動でちょっと涙が・・・（親バカです）。それにそのあと同級生のキャプテンの一打で、逆転のホームを踏まさせていただきました。しかし、そのまま向かえた９回の表に再度逆転され、結果３対４で１回戦敗退。早々に夏が終わってしまいました。アブラゼミは土の中に６年過ごして、地上で過ごすのは１カ月弱。何とも早いと思いますが、人間の勝手な思い込みかもしれません。しかし親的にはもう少し夏を楽しませてもらいたかった。野球をしている息子本人が一番つらいと思いますが、別の意味で親の私も寂しさがこみ上げています。というのはこれで子ども二人とも、真剣勝負をする世界から卒業してしまったからです。子どもが一生懸命する姿を応援する親バカとしての機会がなくなるからです。

梅雨が明けきっていないのに、すでに心は秋・・・、いやいやこれから夏本番、違うことで楽しんでいきます！

（　岡　本　清　臣　）

東京オリンピックまであと一年！

東京オリンピックまであと１年となり様々なイベントが開催されます。
その中で東京２０２０オリンピック聖火リレーの聖火ランナーの一般公募が始まっています。聖火ランナーになって東京２０２０オリンピックに参加してみてはいかがでしょうか？

聖火ランナーに応募いただける方

主なポイント
•2008年4月1日以前に生まれた方
•国籍・性別は問いません
•走行を希望する各都道府県にゆかりがある方

聖火ランナーの基本応募要件

聖火ランナーにご応募いただくためには、以下の基本応募要件を満たす必要があります。

1.2008年4月1日以前に生まれた方とします。ただし、 2020年3月1日（聖火リレー開始月の初日）時点で、18歳未満の方は保護者の同意が必要です。
2.原則として、走行を希望する各都道府県にゆかりがある方（現時点または過去に居住していたことがある方、現時点で所属している職場や学校がある方、家族や親戚が居住している方、過去に活動したことがある方など）とします。
3.国籍・性別は問いません。
4.自らの意思で火を安全に運ぶことができる方とします。ただし、介添えスタッフ（介添者）のサポートは必要に応じて可能です。
5.政治的・宗教的メッセージを伝えることを目的とする方は、聖火ランナーになることはできません。
6.公職選挙法に規定する公職にある方（国会議員、地方公共団体の議員・首長）、公職の候補者や候補者となろうとする方、政党や政治団体の党首及びこれに準ずる方は、聖火ランナーになることはできません。
7.宗教家が、宗教上の実績で評価されて聖火ランナーになることはできません。

聖火ランナー応募方法

•東京2020オリンピック聖火リレープレゼンティングパートナーである「日本コカ・コーラ株式会社」、「トヨタ自動車株式会社」、「日本生命保険相互会社」、「日本電信電話株式会社（NTT）」の4社と「各都道府県実行委員会」から応募可能です。
•応募は、各募集先に1回ずつ、最大5回可能です。
「複数のプレゼンティングパートナーへの応募」、「プレゼンティングパートナー及び都道府県実行委員会への同時応募」は可能ですが、「複数の都道府県実行委員会への応募」はできません。
•複数の募集先に応募頂いた場合でも、複数の募集先から聖火ランナーとして選出されることはありません。走行できるのは１回のみです。
•応募方法は、募集先によって異なります。

※詳細は、各募集先のウェブサイトでご確認ください。

東京２０２０オリンピック聖火リレー 聖火ランナー募集ページより