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税務経営情報 vol.344

転ばぬ先の杖!

昨年初めて小学校の同窓会を行いました。その後も仲間たちとは繋がっており、数カ月に一度の割合で打ち合わせといいながら、飲みに集まっています。その繋がりの中で、当時の担任の先生から、今年の初めに久しぶりに年賀状をいただきました。その年賀状にはびっしりと文章が書かれてあり、私のこと(自分宛てに来た年賀状なので当たり前なのですが)が沢山書かれていました。よくあの同窓会の短い時間でよく見ておられたなぁと驚きました。私が酔っ払って話していたことを覚えてくれており、「自分はこう思うよ」と年賀状を通じて伝えてくれていました。そういえば小学校の卒業式の時にも、一人ひとりに思いを伝えておられて、私はその伝えられた思いをずっと持ち続けていました。何気ない一言なのですが、人生の教訓として今後の人生に少しでも影響があるようにと伝えられることが大事なのでしょう。

今私は小学校の先生と同じような立場にあります。というのは、私が教えている和太鼓のメンバーのうち3人が小学校を卒業するに伴い、和太鼓クラブを卒団するからです。その時に先生からその子どもたちに一言メッセージを書くのですが、なかなか大変です。先程の先生のように、少しでも今後の人生に、教訓として伝えようと思うとたかだか数文字なのですが、色々考えてしまいます。多分私の小学校の先生のようになりたいと思って自分でハードルを上げてしまっているのが原因なのですが、和太鼓を通じて伝えられること、ほんの些細なことなのですが少しでもいいように影響を及ぼせたらいいなぁと思って普段から接しています。かといって無理やり「こうやで」と押し付けるのではなく、ふとした時に判断材料の一つになったらぐらいが一番いいのでしょうね。そう思うと私の小学校の先生は、すべてにおいて恩師でした(またハードルが上がった!)本来なら確定申告の真っ最中に考えて、渡さないといけないところなのですが、コロナウイルスの影響で確定申告期限が延びたように、卒団式も延びたのでまだできていません。時間があるとまだあるかと思ってしまうところが、顧問先で確定申告期限が延びたことによってまだ資料を持ってきてくれない方がいるのですが、なんとなく一緒かなぁ・・・。いやいやさっさと済ましてしまいましょう。


 伝えることといえば、今特に伝えたいのは息子に対してです。この3月に高校を卒業して、4月から大学に行くのですが、親元を離れて地方で一人生活をすることが決まったからです。大学が決まったのが遅かったので、そこから下宿先を決めて、持っていくものを色々購入して今バタバタとしています。電化製品はもちろん、トイレットペーパーやティッシュペーパーまで日用品も準備しています。いろいろ揃えないといけないものが多く、妻は一日中悩んでいる様子です。
色々分かっているから、あれこれ準備をしているようです。転ばぬ先の杖で母親がやってしまうのは良くないのではないかと思うので、ある程度ほっといて息子に経験をさせたらいいと言っています。しかし妻にはそういいながら、その息子と一緒に過ごす時間が短くなっているこの時期に、私も色々伝えたいと思ってしまっています。高校から大学への環境の変化は、今までは親や学校の先生が守っていたところから、自分で考えて行動しないといけなくなる時だと思うのですが、転ばぬ先の杖ではないですが、父親としてあれこれ言いたくなってしまいます。妻にほっといたらいいねんといいながら、自分もかまってしまっています。私の小学校の先生のように、押しつけではなく意識しないでふとした時に影響を及ぼせているようになりたいのですがね。

( 岡 本 清 臣 )

新型コロナウイルス感染症の予防法のQ&A

Q:感染を予防するために注意することはありますか。心配な場合には、どのように対応すればよいですか?

A:まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。
具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。
また、人込みの多い場所は避けてください。屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意下さい

Q:集団感染を防ぐためにはどうすればよいでしょうか?

A:多くの事例では新型コロナウイルス感染者は、周囲の人にほとんど感染させていないものの、一人の感染者から多くの人に感染が拡大したと疑われる事例が存在します(ライブハウス、スポーツジムや屋形船等の事例)。また、一部地域で小規模患者クラスターが発生しています。
※「小規模患者クラスター」とは、感染経路が追えている数人から数十人規模の患者の集団のことを言います。
急激な感染拡大を防ぐためには、小規模患者クラスターの発生の端緒を捉え、早期に対策を講じることが重要です。これまでの感染発生事例をもとに、一人の感染者が生み出す二次感染者数を分析したところ、感染源が密閉された(換気不十分な)環境にいた事例において、二次感染者数が特徴的に多いことが明らかになりました。

こうしたことから、これまで集団感染が確認された場に共通する「1.換気の悪い密閉空間、2.人が密集している、3.近距離での会話や発生が行われる」という3つの条件が同時に重なった場所(換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間(密閉空間・密集場所・密接場所)に集団で集まることは避けてください。

Q:濃厚接触とはどのようなことでしょうか?

A:濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は二つあり、➀距離の近さと➁時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(目安として2メートル)で一定時間以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議では、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離で2メートル程度)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高いとされています。
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の意見はこちらをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599431.pdf

Q:「咳エチケット」とは何ですか?

A:咳エチケットとは、感染症を他者に感染させないために、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖、肘の内側などを使って、口や鼻をおさえることです。
対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離でおよそ2mとされています)が、一定時間以上、多くの人々との間で交わされる環境は、リスクが高いです。感染しやすい環境に行くことを避け、手洗い、咳エチケットを徹底しましょう。
詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html

Q:イベント等の開催について注意することはありますか?

A:3月19日の専門家会議では、全国的な大規模イベント等については、集団感染が起こると全国的な感染拡大につながる懸念があることから、主催者がリスクを判断して慎重な対応が求められるとの見解が示されました。
このため、地域における感染者の実情やその必要性等にかんがみて、主催者がどうしても開催する必要があると判断する際には、感染予防対策の実施等を十分注意して行っていただく必要があります。
リスクへの対応を検討する上で参照すべき「感染対策のあり方の例」(「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年3月19日新型コロナウイルス感染症対策専門家会議)別添)も参考にしつつ、引き続き感染拡大の防止に十分留意してください。
「感染対策のあり方の例」(「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020年3月19日新型コロナウイルス感染症対策専門家会議)

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610566.pdf

Q:マスクをした方がよいのはどのような時ですか?

A:マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ上で高い効果を持ちます。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクを着用しましょう。
ご自身の予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる予防効果はあまり認められていません。

厚生労働省HP「新型コロナウイルスに関するQ&A」より