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税務経営情報 vol.348

音楽がつなぐ

子どもの頃音楽の学校の成績は、五段階中下の方でした。学問で言うと数学は、必ず答えがあるのでその答えを導き出していく快感があります。物理も科学も事象が起こってそれに対するなぜを突き詰めていく、これらは何となく楽しい気がします。しかし楽しかったからといって、成績が良かったかというと必ずしもそうではありませんでしたが(笑)それに対して音楽の授業というのは、音楽の歴史を学んだり、ヨーロッパの何とか時代に活躍した何々さんは何々派とかといって名前を覚えたり、他楽譜を読むルール・音符ら、なんのことかわかりませんでした。授業中にみんなの前で歌うとか、楽器を演奏するとかもってのほかでした。今はマイクを持って人前で歌っているのにね(笑)

中学時代には学校で生徒たち自ら演奏をして歌うという音楽祭というものがありました。音楽に対する取り組みが欠けていた私には関係のない行事だと思っていました。しかし中学3年生の音楽祭の時、合唱するその他一人ぐらい口パク(音程が取れなかったので)で済ませられたものが、なぜか指揮者という大役を任されてしまいました。その時ピアノの演奏者は小学校からの同級生で、かわいい子だったのでちょっとウキウキしていました。二人で打ち合わせと称して話ができると思っていましたが、音楽の話なので会話が続かない・・・。このままではだめだと思い音楽の本を開き、四拍子の指揮の形を覚えました。家の鏡の前に立ち、指揮棒の代わりにお箸を持って振る練習をしました。そして演奏会の当日、指揮台に登りピアノの彼女と目配せをして演奏が始まりました。曲の冒頭数秒ぐらいは彼女と目が合っていましたが、途中からはどんなに視線を送っても二度と視線が合いませんでした・・・。

そんな悲しい思い出を持ちながら、その時の彼女のピアノを弾いている姿が輝いていたからでしょうか、私自身心のどこかで楽器がひけたらいいなぁとずっと思っていました。ピアノ、ギター、ドラム等々色々な楽器が私の前を通り過ぎていきましたが、なにも残りませんでした。そして出会ったのが和太鼓です。和太鼓は音階がないのでとっつきやすく、体全体で表現するのでぴったりの楽器です。しかし昔苦手だった音符、全音符、二分音符、四分音符、クレッシェンド等々太鼓でも必要なものなので頑張って勉強しました。リズムは相変わらずいまいちですが(笑)

今年になってコロナ禍の影響で、3月以降和太鼓の練習ができていません。もちろん演奏会自体中止になっています。そんな中あのピアノの彼女がプロのピアニストになっていて、今年でデビュー25周年というのを聞いて、同級生の仲間内でぜひ記念コンサートを開いてあげたいという話になり、演奏会開催を進めています。そして打ち合わせの中で私の和太鼓もやろうということになりました。コロナ禍のため私たちの和太鼓チームも出演がまったくなくなっていたので、チームの子どもたちにとっていい経験になると思って一緒にやろうということになったのですが、肝心のチームのメインである小学生の子ども達は、コロナ禍で小学校の施設を使っての活動は駄目ということになり、結局小学生は当分の間自粛しないといけなくなり、出演が危ぶまれています。そのため大人二人で出演することになりそうです。

私自身音楽に出会い、続けてきたおかげで35年ぶりにまた彼女と舞台で一緒に出られると思うとなんか不思議な感じがします。彼女はプロなので一緒にというのがおこがましいことですが、音楽という繋がりで音楽を楽しむことに壁はないと思い一緒に楽しもうと思っています。もしよかったら聞きに来てください。そして彼女に中学の時に演奏会をして私の指揮を無視したという話をしたら、見ていたらリズムが狂うからといわれました。やっぱりプロになる人は違うわ!

( 岡 本 清 臣 )

新型コロナウイルスにかからない・うつさないための「新しい生活様式」


6月下旬以降、日本国内で新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にあり感染のリスクが高まっています。
厚生労働省より「新しい生活様式」の実践例として以上のようなことが示されています。この機会に新型コロナウイルスに感染しないように新しい生活様式を取り入れてみてはいかがでしょうか?
また、以下の正しい手の洗い方や咳エチケットなども参考にしていただければ幸いです。

厚生労働省HPより