税務経営情報 vol.355
早く!
年が明けて2カ月が経過しましたが、まだコロナは収まりません。しかも2度目の緊急事態宣言が出され、色々なところでまた制限がされるようになりました。飲み会はもちろん、不要不急の外出も制限されるようになり、当事務所においても少しでも密をさけるようにと、またテレワークが始まりました。昨年の春に経験をしているので、可能な方には自主的にテレワークをしてもらっています。このテレワークで一番大事なのは、情報の共有です。誰がどんな仕事をしているのか、進捗がどうか、そこがしっかりしていないと、遅れていたり、悩んでいたりすると協力することができなくなるので難しいところです。特に今回は税理士事務所にとって、1年で一番忙しい確定申告時期に突入するからです。
私的には確定申告で忙しくなるのは仕方がないのですが、公的には確定申告の無料相談会というものを公共の会場を借り切って、不特定多数の相談者に確定申告の相談・受付をしないといけない役を受け持ってて、その段取りをしないといけないので、昨年から何度も打ち合わせを重ねていました。毎年相談会は行っており段取りも分かっているのですが、今年はコロナ禍でその対策をどうしたらいいのかが問題となっていました。緊急事態宣言が発出されたら中止にするとか、もし開催するなら感染対策、罹った場合の対策、最悪重症になったり、亡くなった場合のことなどを想定して打ち合わせをしていました。
開催するかしないかの決定権は税理士会の本会にあり、本会は近畿二府四県を束ねているので地域ごとに事情が違うのは分かるのですが、そこがなかなか動かない・・・。私は京都の一つの支部単位で動いているのですが、まず緊急事態宣言が出たら相談会は全体として中止かと思っていましたが、各支部単位でするかしないかを判断してくださいと連絡がきましたが、暗に開催しなさい、でも責任は各支部ですよ、みたいな感じでした。それを聞いてみんなで抗議しました。開催するならしっかり感染対策を取らないといけないし、その予算はどうするの?もし感染した場合の補償はどうするの?いろいろと問題が出てきます。本会は当初予算数万円ほどで、保険はありませんと言われていました。このような状態で、運営をするために不特定多数の方がこられる相談会に、税理士を派遣しないといけないので大分悩みました。なんせ税理士の平均年齢が60代後半なので、若手が少ないのです。それに基礎疾患を持っている方も多い(決して税理士の不摂生が多いというわけではないですしね)ので、より大変です。若手は若手で家に妊婦さんがいるとか、小さい子どもがいるとかで、相談会に参加したくない理由を挙げたらきりがないぐらいです。
とりあえず本会には改善をしてもらえるようにお願いしをし、税理士には相談会に出てもらえるようにお願いをして、あちこちにお願いばかりして何とか相談会まで漕ぎつけました。結果何事もなく無事終われたのですが、相談会の2,3日前に本会の方から、相談会が終わった時に、不安を解消するためにPCR検査の簡易キットを配ると連絡がありました。これで少しでも不安が解消されるのでは、とすぐにみんなに配りました。
私は相談会の現場に行っていたので終わってすぐにPCR検査をしました。民間の検査会社なのですが、検体が届き次第、3時間で検査結果が出てメールで連絡をします、と書かれていました。コロナ感染はスピードが命ですから、素晴らしいと関心をしていましたが、待てども待てどもメールの連絡がきません。まさか感染しているのかと心配になった頃、携帯に電話がかかってきて先ほど検体が届いたので、今から検査を行いますとのことでした。その時点で1週間以上経っています。まぁとりあえず今から3時間かと思っていたら、電話があって24時間以上経過しても、それでも連絡がありません。不安が頭によぎります。その時の電話では、メールが来なければ電話をかけてくださいと言われていたので、ひょっとして感染者には電話で報告をして今後の処置を説明するのかと、恐々電話をすると、送信エラーになっていますと言われました。もう一度結果を書いたメールを送りますか、それとも今お伝えしましょうかと言われました。即答で今伝えてくださいというと、感染の可能性は低いですと言われました。医療機関ではないので、感染しているかしていないかはっきり言えないのでしょう。不安を解消するために検査を受けたのに、一週間以上経過したら感染していたらすでに発症している時期になるなぁと頭の片隅でもう早く連絡してよと思う2月でした。でもPCR検査を受けるのは、結構勇気がいりますよ。実際にかかっていたらどうしようかと思うので。とりあえず検査をするなら早期に結果が出ることを望みます。
( 岡 本 清 臣 )
「 オンラインで相談してみませんか? 」
皆さんこんにちは。弁護士の佐野です。
コロナ禍の折、いかがお過ごしでしょうか。私は、最近は毎年年始のご挨拶で原稿を書いておりましたが、今年はコロナ禍のせいで年末年始感がなく、すっかり忘れておりました。「調子が狂う」というのはまさにこのようなことで、当たり前が当たり前でなくなってしまいましたね。
巷ではワクチン効果に期待する雰囲気もあるようですが、今年いっぱいは前のようには戻らないという報道もあります。しかも、毎年ワクチンを打たなければならないとなると、どうなるか到底想像できない状態ですね。なかなか前の当たり前は取り戻せそうにありません。飲み会続きで大変だった日々が懐かしくてしょうがありません。「できない」「選択肢がない」というのは、ほんと辛いですね。
先のことはともかくとしても、当面は、実際に顔を合わせての面談は避ける、減らすのが重要だと思います。コロナウイルスに感染していてもいなくても、とにかくみんなで頑張るしか方法がありません。
そこで出てきたオンライン。昨年はどこもかしこも取り入れて、今やむしろそれが当たり前になってきました。店舗、現場の仕事の方は辛いところでしょうが、使いこなせるに越したことはありません。使わないのはいいのですが、使えないままではいけません。固定電話がポケベルに、ポケベルが携帯電話に、携帯電話がスマホになったように対応せなあきません。 ※皆さん、ポケベル分かりますよね?
こういうのに割と得意な私は、早々にZOOMを取り入れており、色んなところで使っています。移動しなくていい、相手が導入していなくてもいい、場所を選ばないというのが大変便利なところです。顔が見えるだけのサービスは今までもありましたし、スマホでもありましたが、一番いいのは画面共有という機能です。私の仕事では、書面作成の際に、聞き取ったものを後で入力して作成し、確認してもらうという作業が必要です。それは、郵便やFAX、メールなどを介することになり、どうしても時間がかかります。しかし、ZOOMやったら入力している画面をそのまま確認してもらいながら進められるんで、手っ取り早く済みますし、示しながら説明しながらできるので理解度も高いです。これは電話ではできません。
便利すぎて、岡本先生にも使わせました。なんと、あの岡本先生が、「会わんでも別にZOOMでええんちゃう」などと言うようになったのです!驚異的です。それだけでも、便利さをご理解いただけるのではないでしょうか。可能性を感じずに入られませんよね。
まさしく「会わんでも別にZOOMでええやん」というのを皆さんに感じてもらうべく、岡本先生は顧問先の皆さんに、新たなサービスを始められました。岡本事務所に来れば、ZOOMで弁護士の相談を受けられる、というものです。
岡本事務所挙げて、皆さんのZOOMを変わって操作、あるいは操作の支援をします。
相談料はもちろん無料です。
機材はおろか、パソコンすら不要です。
予約だけしてください。
法律相談に限りません。岡本先生に問い合わせていただいて、「それ、佐野先生に聞いてみたら、なんかええ知恵もらえるかもしれんで」と思われるようなことなら何でも構いません。
岡本事務所に行くついでに相談もできてしまい、ZOOMの操作も教えてもらって覚えられてしまう、画期的サービスです。
ぜひご利用くださいね。私も相談されたいので、首を長くしてお待ちしております。
では、今回はこの辺で。
( 佐 野 就 平 )