税務経営情報 vol.359
こんな時しか!2
もう一つの試みは、ホームセンターで土を買った時に実は野菜用の土も買っていたのです。そのホームセンターには、野菜の種や苗が売っていたので、こんな時しかできないと思いプランターで野菜を育ててみようかと、初挑戦をしました。インターネットで調べていると初心者にはトマトがいいと書いてあったので、とりあえずプチトマトの苗を2本買いました。
そして土を混ぜてプランターに入れ、苗を植えました。添え木を立てて準備万端。義理のお父さんは、自分の家の庭で野菜の栽培をされているので、色々相談するとトマトはあまり肥料や水をあげたらだめだとか、葉の付け根からでる芽をとるとか色々おしえていただきました。
毎朝仕事に行くときには、朝の挨拶をして写真を撮って観察をしていました。するとみるみる茎が伸びて、花が咲いてくるではありませんか!成長の過程をじっくりみれるので、だんだん娘のようにかわいくなってきました。どんどん伸びてくるので、添え木に括り付けてまっすぐ伸びるように調整します。いらない芽を取るというのは、栄養が分散されないようにするためだそうで、沢山できるからいいというわけではないようです。
毎晩仕事を終えて、帰ってきて一番にすることは、どれくらい大きくなったかの確認と水やりです。花が咲き切ると、次にいよいよ実ができてきました。実ができるとよりかわいく見え、より一層お世話をするようになりました。トマトって茎の下の方から実がなってくるのですね、知りませんでした。というより気にしたことがありませんでした。
花が咲いた後は房になり実が沢山なってきました。いよいよかと思っていたら、そこから天候のせいかなかなか赤くなりません。茎の上の方にもたくさん実がなってくるのですが、なかなか赤くなりません。今か今かと毎朝と毎晩水をやりながら観察をしていると、ついに一番先に実を付けたプチトマトが赤味を帯びてきました。どんどんかわいらしさが増してきます。こんなかわいらしいのに自分で食べられるのかなぁと思っていました。どこにでもいる親ばかみたいな気がしてきました。
そしてついに一番目の実が、真っ赤になりました。ほんと綺麗な赤で、頬をスリスリしたくなりました。その横のトマトも赤味を帯び、いよいよ収穫時期となりました。ゴールデンウイークに植えてから2ヶ月、初心者にしては実が連なってできるのは大したものだと言われて、気分良く収穫を迎えようとしました。すると・・・。
土曜日の朝目を覚まして、いよいよ収穫しようと思っていたら、妻が「トマト、いつの間に採ったん?」と聞いてきました。今から採るつもりでいたのに、何を言っているだと思ってすぐに見に行くと、スリスリしたくなった一番目の真っ赤なトマトとその横の二番目のトマトがいないのです。「ん?」と思って、傍を見るとすぐ傍のレンガの上に食べかけのトマトの残骸が・・・。鳥の仕業だと思いますが、今日に収穫しようと思っていた矢先に、よりによって人生で初めて自分が植え、初めて一番目に実ができた一番かわいいトマトが、食べられてしまっていました。ショックです。手塩にかけた娘が嫁に行ったような気分です・・・。恐らく一番おいしい時期まで待っていたのでしょう。でも二番目のトマトは、まだそれほど赤くなっていなかったから、お気に召さなかったのでしょう。
( 岡 本 清 臣 )
令和3年5月~9月
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※WBGT値とは
気温に加え、湿度、風速、輻射(放射)熱を考慮した暑熱環境によるストレスの評価を行う暑さの指数。
厚生労働省HPより