税務経営情報 vol.380
苦しい先に!
毎年のことですが、12月から3月にかけては、私たちの仕事は、繁忙期間にはいります。あえて繁忙期とは意識せず、普段通りと思ったらいいのかもしれませんが、やっぱり繁忙期は繁忙期なのです。毎年そうならないようにと考えて、出来るだけ仕事を分散できないかとか、前倒しにできないかとか、色々考えては試しています。しかし、今年に関しては、色々考えた結果、結局超繁忙期は避けらないと最初から諦めました。しかし4カ月間は長い・・・。そこで思ったのは、楽しいことの目標を設けてそこに向けて頑張るということでした。
それは球春、特にワールドベースボールクラシック(WBC)の開幕戦を家でビールを飲みながら見よう!という目標を立てました。日時は3月9日です。本来なら、確定申告最後の追い込みの時期です。できるかどうか?
目標を立てると、逆算していついつまでにこれこれをして、と考えられるようになります(なったかな(笑))。それでもこちらの都合で物事が進むわけもないので、修正をしながらですがなんとかこなしていきました。2月になると、野球のキャンプが始まります。仕事の合間に選手の仕上がり具合を確認するのが束の間のリフレッシュタイムです。特に大リーガーの大谷選手の動向が気になります。今年の調整は大丈夫かとか、素人ながら勝手に考えて期待しながら楽しんで、仕事のプレッシャーを和らげています。
2月16日、いよいよ確定申告が始まりました。この日は受付が始まるというだけで、実際はもっと前から準備をしているのですが、この日を境にギアをあげていきます。それまでに余裕があっていよいよ本気モードになるというのがギアをあげるということなのでしょうが、既に許容量目一杯なのにギアを上げているつもりになるので、もう訳が分からなくなりました(笑)。そこで大事なのは、目標の再確認。3月15日までの確定申告提出期限ですが、その前の3月9日のWBC初戦の中国戦!。先発ピッチャーが、大谷選手が濃厚であるとの噂が囁かれて、より期待が高まり、一層間に合わせなくてはと思いが強くなりました。
3月に入るとプチリフレッシュタイムを入れなくても、ゴールが見えてくるので気分が高まってくるのでしんどさは忘れてきます。3月最初の1週間が勝負で、この間にどれだけ進められるかが大事な期間になります。体はしんどいのですが、精神が研ぎ澄まされる究極の状態になってきます。この状態がきたらとにかく処理をスムースに進める事が出来る最強の状態なので、このいい状態が続く限り頑張りぬくことになります。いわゆる根性・気合ですね(笑)
この状態で、3月9日を迎えました。やはり家でビールを飲みながら観戦というわけにはいきませんでした。予定では初回からは無理でも、途中からは見れるかなと思っていましたが、予想外の事柄が起きたため、再度気合を入れなおす必要がありました。気持ちを立て直すというのは、なかなか大変ですね。ただ15日を迎え、色々な後処理がありなかなか落ち着かなかったのですが、16日のイタリア戦は、家でゆっくりビールを飲みながら最後まで観戦できました。試合の最後の方は、お酒が回りぐでんぐでんでしたが、勝っていたこともあり最後まで観戦できました。準決勝決勝とも昼間だったのですが、気になって仕事が手につかないので、お客さんの所に行って一緒に観戦をしていました。侍ジャパンの選手は、今回は日の丸を背負って頑張っておられましたが、私たちも事務所の看板を背負って頑張ったんだと思いました。ただ大谷選手とトラウト選手の決勝戦9回2アウトに巡り巡ってくる対戦には感動しました。ドラマのようでした。とにかく苦しい先には、ところどころ息抜きをしながらしっかりと目標を達成する強い意志を持って進まないといけないなぁと改めて思いました。
(岡 本 清 臣)
令和5年4月1日から、企業規模を問わず、月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が50%となります。
[深夜・休日労働の取扱い]
月60時間を超える法定時間外労働に対しては、使用者は50%以上の率で計算した割増賃金を支払わなければなりません。
深夜労働との関係
月60時間を超える時間外労働を深夜(22:00~5:00)の時間帯に行わせる場合、深夜割増賃金率25%+時間外割増賃金率50%=75%となります。
休日労働との関係
月60時間の時間外労働時間の算定には、法定休日に行った労働時間は含まれませんが、それ以外の休日に行った労働時間は含まれます。
※法廷休日労働の割増賃金率は、35%です。
厚生労働省HPより