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税務経営情報 Vol.242

~ 応援2!! ~

図1 
今度は娘の応援です。高校野球で言うと甲子園での大会みたいなのが、和太鼓の世界にもあり、この8月に名古屋で開催されました。その大会に娘が京都代表チームの一員として参加しました。この大会は、財団法人日本太鼓連盟が主催するもので、今年で13回目を迎えています。全国各都道府県から18歳以下の連盟に所属のジュニアチームが、地方予選大会を経て本選に出場します。今年は45チームが出場し、課題曲と自由曲併せて5分の演奏で競い合います。
 本来は3月に行われるのですが、今年は東日本大震災の影響で延期になりました。このことが私の娘にとって良い方向に働きました。というのは、3月の出場時点ではまだ技術的に足りないところがあり、早い打ち方の時に肩を上げてしまう癖が治りきらず、また出演人数の関係もあり直前で選考からもれてしまったのですが、8月の出場の時点にはなんとか間に合い、晴れて出場することができました。3月の選考でもれた時には、口では仕方がないと言っていたのですが、やっぱり悔しかったみたいです。その後も出られないのが分かっていても3月の出場に向けて、他の選手と一緒に一生懸命練習をしていました。それが良かったのか、癖も直ってまた打ち方の姿勢も綺麗になり、親の目から見てもグンっと伸びたように思います。
 大会は名古屋国際会議場で行われたのですが、観客席が3階まである立派なホールでお客さんもたくさん来ていました。その中で大会が始まりました。京都は抽選で6番目でした。
 まず1番目のチームが演奏した時に感じたことは、子供ながらに何て素晴らしい演奏をするのかと思いました。近くで見ていたこともあるのでしょうが、音が体に響いてきて心地良い感じを受けました。全部のチームがそう感じるかと思いきや、やはりそうでもないチームもありました。その差はなんだろうと思いながら見ていると、まず打ち手が苦しくても笑顔で打っていると、聞いているこちらもなんとなく楽しく感じることがあります。あと、チームワークが大きな影響を与えているような感じがします。もちろん同じチームなので仲が良いのはもちろん当り前なのですが、それを超える絆、抽象的なのですが、打ち手同志が打っている間もお互いを見ている信頼感というか、そういうものがあるところが良かったです。確かにチームによっては、小学生から高校生までの混合チームより高校のクラブで毎日練習している方が一般的に有利だと思うのですが、これがそうでもないのが太鼓チームでした。
 結局京都は、優勝はもちろん入賞も特別賞ももらえませんでした。彼女にしてみたら初めて全国のレベルを知り、肌で感じることができたのが良かったのではないでしょうか。このチームには負けたけど、このチームには勝っているとか自分たちなりに採点をしていたようで、それなりに納得をしているようでした。
 私たち家族は前から4番目の所で見ていたのですが、見ている方が緊張しました(笑)彼女はそれほど緊張もなく、私たちがどこにいるのか確認できるぐらい余裕があったみたいです。今回は声を出して応援することはなかったのですが、「応援」というよりもちゃんとできるように「祈り」 の方が大きかった感じがします。しかし親が思うよりもずっと子供は成長しているのだなと実感しました。

~ 修行!! ~

「経門」をくぐってすぐ右手には、「大峯山第一水行場」が。修験者さんたちはここで身を清めてから、さらに山上の修行場へと向かいます。奥に見える銅像は、お不動さんと役行者さんです。

「経門」をくぐってすぐ右手には、「大峯山第一水行場」が。修験者さんたちはここで身を清めてから、さらに山上の修行場へと向かいます。奥に見える銅像は、お不動さんと役行者さんです。

毎年恒例の大峰山の修行に今年も行ってきました。今年は親戚の6歳の子供が新客として初めて参加し、また同じ親戚の高校3年生の長男も久しぶりに参加しての修行でした。
修行の初めに「水行」があるのですが、いつものごとく褌に着替えて池に浸かるのですがこれがきつい。どれぐらい冷たいのかというと、肌が冷たさで真っ赤になり、冷たさで足がしびれます。正座をしていて足がしびれる感じと同じです。おそらく冷たさで血管が締まり、血のめぐりが悪くなるのでそうなるのでしょう。
 今回は親戚の長男は弟が参加していることもあり、また高校3年生ということもあって、初めて最初からずっと水につかり我慢をしていました。彼も6歳のころから参加をしていて、この水行だけはずっとできなかったそうです。
さすがに弟の方は最初水に入るのは入りましたが、すぐに出てしまったそうです。水行は一度出てしまうと、もう無理だと思ってしまい、次に入る勇気が萎えてしまうのですが、しかし終わるぎりぎりになってもう一度トライしたそうです。
 今回大峰山に登って思ったのですが、年々涼しくなっているように思います。山頂の宿坊に泊まるのですが、夜は寒くて布団をかぶって寝るぐらいでしたから。また雨のせいだと思うのですが、山道がところどころえぐれていて結構危険な箇所がたくさんありました。山なので雨が降って当たり前なのですが、市内で降るようなあのゲリラ豪雨が山にも降るそうです。そのために山に吸収する雨の量が増えすぎて、吸収できなくなり流されているみたいです。地球温暖化と騒がれて久しいですが、大峰山でもなんとなく年々自然が変化しているように感じます。それもちょっとずつですが悪い方に行っているような気がします。
図3私たちが山頂で止まっている間に、雨や雷が鳴り響きすごかったです。雷雲の中にいる感じで雷が響くので結構怖かったです。まぁその時は一杯飲み(またビールを飲んでいましたが)の最中だったのですが・・・。宿坊のオーナーさんは、私たちの顔を覚えてくれているのか、「今年もお願いします。」と挨拶したらすぐに手で缶を開けるしぐさをして「もういるか?」と笑いながら話しかけてきました。びっくりしましたが「もう少し後で!」と答えておきました(笑)
そのおかげか、早朝朝やけの中、雲海が広がっていて綺麗でした。
今年もみんな健康で登ることができ、自分の中で一つの達成感を得ることができ、また来年に向けて頑張らないといけないなぁと思いました。

(岡 本 清 臣)