税務経営情報 Vol.244
~ 秋 ~
秋と言えば、紅葉・運動会・鰯雲・読書の秋・食欲の秋・スポーツの秋などがありますが、今年はどんな「秋」を感じるのでしょうか。そして暑い夏が過ぎ、気温が徐々に下がり空気が澄んできて、体がほっとするのがこの秋の季節でもあり、私たちは、どんな「秋」を楽しみましょうか。動植物達にとって、秋は厳しい冬を越すための準備に入る季節になります。特に哺乳類は、秋から冬への準備として栄養を蓄積する時期でもあり、果実やキノコなどによって皮下脂肪を蓄積します。そして食べ物の少なくなる冬に備えて、冬眠に入り必要最低限のエネルギーしか消費しないようにして、春を待つそうです。
したがって秋の果実が少ないとこれらの動物たちは冬期において死亡率が高くなるそうです。そのためクマが栄養を蓄えようと人里に出没してしまい、人との事故が多くなるそうです。今までは山の果実が不作であると、こういうことが起こったそうですが、天候不順で不作と言う理由もあると思いますが、他に動物が食べる量と人間が食べる量と、山の果実のできる量とのバランスが崩れているのでしょうね。それだけ人の食べる量が増えているのか、果実のできる山が減っているのかもしれません。
動植物は、子孫繁栄という本能のままに秋を大事にしているように思います。しかし私たち人間はどうでしょうか?多くの方はさておき、私は普段から食欲はあるのですがこの秋を迎えると旬の美味しいものに特に目がなくなります。食卓にでてくる、新米や栗ごはん、おかずのサンマ、一品の秋ナス、そして食後のデザートの梨や柿・・・感極まりないですね(笑)。
私たち人間は、冬にもちゃんと食事ができるので特に動植物のように、皮下脂肪に蓄える必要もないし、子孫繁栄と言ってももう子供もいるのでこれ 以上はどうかな、と思います。そうすると、人間(私!)にとって「秋」と はなんなのでしょうか?単に本能の名残で、秋に貯めなくてもいい皮下脂肪 を蓄えて、この脂肪をいつ何のために使うのでしょうか?
そういう疑問を抱えていたからか、先日通信販売のテレビ番組で「レッグマシーン 」の実演販売を観て衝動的に購入してしまいました。「レッグマシーン」というのは、足の内側筋を鍛えて足を細くしようとする健康器具です。「足を細く」というのは、足が太い私にとって永遠の願望ですが、その部分に関してはあまり期待をしていません(たぶん)。それより体を支える土台の足を鍛えるというところに重点を置いています。
和太鼓をしているため普通の方より足は鍛えているので、外側の筋肉や脹脛(ふくらはぎ)の筋肉はしっかりしているのですが、やはり内側の筋肉が弛んでいてかっこが悪い。別に弛んでいるからと言ってかっこが悪だけで、今のところ体の健康には影響はありません。子供のころはずっと半ズボンだったので、「マタずれ 」がおこり、よく内腿が擦り剥けていました。あれはなった者しか分かってもらえないかもしれませんが、結構痛いものです。歩くたびに擦れるので、絆創膏を貼っていてもすぐ取れるし、半ズボンを少し下におろして履いていました。そうするとより一層足が短く見えるので、よ
けいにかっこ悪い。今はそこまでなっていないので良しとすべきなのですが、変われるなら変わってみたいと心に秘めています。
ということから、「秋」は、冬( 忘年会)に向けてできるだけ皮下脂肪を減らし、子供のころからの密かな願望を実現すべく「レッグマシーン」で鍛えたいと思います。夢をかなえるこういう「秋」もいいのでしょう。
(岡 本 清 臣)