TOPICS


税務経営情報 Vol.262

~ オーラを感じる! ~

 よく人に対して「オーラ」を感じると言いますが、「オーラ」って一体なんなのでしょう。詳しくは分かりませんが、最近「オーラ」という言葉を聞く機会があり、何となく興味が出てきました。「オーラ」は目には見えないものですが、なんとなくある人がイキイキしていて実体的な体より大きく見えたりすることがあります。得てして自信がある方に多いような気がします。

 調べてみると、オーラ(aura) とは、人体から発散される霊的なエネルギーのこと。転じて、ある人物や物体が発する、一種の独特な霊的な雰囲気を指すとあります。

 一種独特な霊的な雰囲気といえば、独特なオーラ、落ち着いたオーラ、力強いオーラ、面白いオーラなどなどオーラを指す形容詞の言葉はたくさんあります。しかし、一人の人がたくさんのオーラをもっているかと言えば、そうではないように思います。というのは、感じる人も沢山のオーラをもっているわけではないからです。ある人は、自分が弱っていたら他人のオーラを感じなくなると言っていました。自分が輝いていると、相手が良く分かるのかもしれません。

 ビジネスの世界やスポーツの世界でも自信がある方を見ると、なんとなく輝いている感があります。それは例えばスポーツの世界でプレーをしていて、自分は自信を持っていた場合、プレーをしていないのに相手の力量が分かる時があります。完全にやる前から呑まれている状態ですね。鼻を折られるとかとも言いますね。

 この場合も自分の感じ方なのでしょう、自分の能力に天狗になっていると、より大きいオーラに飲みこまれてしまいますし、まだまだ技術を突き詰めている成長途中であれば、目指すべきものが見えてくるオーラとなるのでしょう。感じる人によって、感じ方が色々あるように思います。

 先日私の娘が、京都代表で和太鼓のジュニア大会に出場しました。今年は石川県の金沢市で行われ、彼女は3度目の出場でした。3年前の大会の時は、最終選考で落ちてしまいすごく悔しんでいました。だからそれから1年は、ものすごく一生懸命練習をしていました。そしてついに初出場を果たし、全国の舞台に立つことができました。あれから2年が経ち、技術的にもそこそこになっていると思います。しかし全国大会では入賞はおろか、入選すらできません。なぜなのでしょう?その答えを見つけるのは、私たちではありません、彼女自身が見つけ出したいのか、あきらめてしまうのかを判断すべきだと思います。親としては、じっくり見つけ出してほしいですね。

図1 いい傾向にあると思ったのが、大会が終わって演奏の結果を話しているときでした。前年優勝チームの演奏があったのを娘は間近で聞いたそうです。その時になんと娘が「オーラ」を感じたそうです。

 今まで上手なチームがあるなぁぐらいにしか思っていなかったのが、そのチームのことを「やばいわ」(いまどきの若者の言葉です)と嬉しそうに言っているのを聞いたからです。相手のオーラを感じるということは、自分にも少しずつオーラが付き始めているということなのでしょう。

 私も負けずに頑張らないと!

( 岡 本 清 臣)