税務経営情報 Vol.264
~20年前~
平成5年(1993年)の時は、私は20代前半で、税理士の勉強を始めた頃ですね。その頃の時代は何がはやっていたのでしょう。少し調べてみると、1月には北海道釧路沖地震、2月には能登沖地震が起こっており、冬は暖冬、夏は記録的な冷夏となり戦後最大のコメ不足となっていたそうです。また景気は相変わらず低迷を続け、1ドル=100円に迫る急激な円高で景気に追い打ちをかけ、これに冷夏と異常気象が重なり、企業と消費者の心理も冷え込んでいた暗いニュースが多い年だったそうです。
スポーツでは、Jリーグが開幕し、曙関が初の外国人横綱に昇進したそうです。ふむふむ、なんとなく思いだしてきた。他は?皇太子さま、雅子さん結婚の儀があったり、マイクロソフト「ウインドウズ3.1」の発売があったり、CHAGE&ASKAの「YAH YAH YAH」や藤井フミヤの「TRUE LOVE」が流行っていました。スポーツ芸能になると何となく記憶が甦ってきます。
20代の頃は、興味があるのは政治や経済ではなくもっと身近な話題しか印象として残っていませんでした。そんな中第61回式年遷宮が伊勢神宮で行われていたことは、まったくもって記憶にありませんでした。しかし20年前には何の興味もなかった、行われていたことさえ知らなかった「第62回式年遷宮」が行われている伊勢神宮に先日家族で行ってきました。
伊勢神宮には、今までも毎年ではないですが2年に一度は参拝しています。なぜ行き始めたかは覚えていませんが、結婚して独立して家庭を持つときに、家の表札を頂きに伊勢神宮に参拝したのが始まりだと思います。私は字が下手なので、父に書いてもらった表札が今でも掛っています。
今年は、息子にとって受験の年でもありまた私は厄年を過ぎてまた頑張らないといけないという思いで、パワーを貰いに参拝してきました。子どもたちにとっては、単に小旅行みたいな感覚で、参拝してからおかげ横丁で食べ歩きの方が記憶に残っているを思いますが、それはそれでいいのかなぁと思っています。どういう思いで参拝するのかは、彼らがどう思うかだし、その時の状況で変わってくるものだから。ただ家族で行ったという事を覚えていてほしいですね。新しい靴で歩いた参道、正宮よりも並んだ荒祭宮、階段の段数を数えた外宮、赤福のカキ氷を食べたことを。
次の20年後となれば、子ども達は30代になっていてひょっとして家族を持っているかもしれません、そうなると私たちはれっきとしたおじいちゃん、おばぁちゃんになっているかもしれません(笑)。
ちなみに同じ日に、私の父と母が二人で仲良く伊勢神宮にお参りに行っていたそうです。朝4時半ごろ家を出て、6時頃から伊勢神宮を参拝して、昼ごろには家に着いていたそうです(笑)。
駐車場は、神社から一番近いところに止められて、おかげ横丁は朝早すぎて閉まっており、しっかりお弁当を持参して、いらないものを買わずお賽銭しか地元に落とさずに帰ったそうです。そうそう、伊勢で釘を踏んでパンクしたそうなので、現地のガソリンスタンドにパンク修理代を払ったそうです(笑)
( 岡 本 清 臣 )