税務経営情報 vol.277
夢・勇気・実行 ~和の同士!~
久しぶりに浴衣を羽織りました。今晩出かけるので、仕事終わりの事務所でスーツから浴衣に着替えました。特に浴衣を着ないと参加できない会ではないのですが、知り合いの方が今までは着物の染をされており、今回新製品の浴衣を作られ、見に行くとどうしても欲しくなり買ってしまった。で、これは着ない手はないと思い、今回思い切って浴衣を着て出かけました。
この浴衣というのが変わっていて、本来なら帯で浴衣を締めるのですが、その浴衣はベルトで締めるという新しい仕様で、またそのベルトにウエストポーチを取り付けることが出来るので、お財布や携帯などの手荷物はすべてそこに収納することが出来ます。すると手ぶらで出かけることが出来るので、身軽な感じがして楽です。手荷物は少ない方ですが、出かけるとなるとお財布に名刺入れ、スマホ、鍵は絶対必要です。すると必ずカバンが必要になります。浴衣を着てビジネスバックを持つのはイメージできないし、というよりかっこ悪いし、風呂敷袋をかかえるのもどうかなと思っていたので、かっこよくて斬新な浴衣だと思い意気揚々と出かけました。
京都の伏見に事務所があるので、四条界隈まで出かけるのは京阪電車に乗ります。まず事務所から駅まで行く道中、履きなれない草履で幕末の伏見を駆け巡る坂本竜馬のように堂々と胸を張って歩いていました。
歩道を進んでいくと、バス停がありバスを待つ人がこちらをちらっと見ます。横断歩道を渡っていても、ちらちら見てきます。駅に着くと電車を待つ人々がちらちらちら、向かい側のホームからはじっと見られているような気になってきます。やはり伏見から着て出るのは無理があったかと心の中で思い、堂々と胸を張っていたのがちょっと恥ずかしくなりました。電車に乗るとまたちらちら見られます。座席が空いていたので、座ろうと思ったらウエストポーチが隣の方に当たり、ますます恐縮してしまいました。電車の中は洋服を着た人ばっかりだからです。ここは日本だと心の中で叫びながら、目を閉じで祇園四条駅まで瞑想しました(寝ているとも言いますが)。
祇園四条駅に着くと、多くの人が改札口に急いで向かいます。こちらは草履に、浴衣を着ているので歩きにくいのでゆっくりと歩いていると、周りとのスピードが違うのでより目立ちました。ちょっと心が萎えながら、四条大橋を渡っていると向いから浴衣を着た女性が歩いてきました。洋服に囲まれた中、しゃんと背筋を伸ばして歩いている浴衣姿を見ると、長年出会えなかった同志に出会えた感激に心あふれて、抱き着きたくなりました。
「同志よ、よく生きていた!」と。もちろんそんなことはできませんが、同志の証である同志でしかわからない暗黙の了解(どんなんや!)の視線を送りました。すると先斗町、木屋町通りを過ぎていくと、同志がたくさんいるではないですか!もう一人ではない、とまた意気揚々と胸を張って歩き始めました(単純です!)。
そのあと先月演奏した和太鼓の同志(洋服を着ていましたが)と盛り上がったのはいうまでもありません。店員さんには、かっこいいと褒められるとまたまた盛り上がります。盛り上がりすぎて、二日酔いになったのは言うまでもありません…。
( 岡 本 清 臣 )
相続税および贈与税の税制改正のあらまし④
( 税務署のホームページより抜粋 )