税務経営情報 vol.290
なんちゃって修行!
毎年8月は恒例になった大峰山の修行に今回も行ってきました。大峰山に登ってお経を唱えるだけが修行ではなく、登るよりも前1週間(本当は1ヵ月ぐらい前から準備すると教本に書いてありますが)の食事は、肉・魚などは食せず、いわゆる精進料理で体の中を清めるそうです。しかし現代社会において肉・魚を含まない食事って探すのが難しいです。と早速言い訳が入ります。結局・・・精進せず、気持ち前日の昼はお蕎麦を食べて当日を迎えました。
いつも一緒に参加している従兄、義兄とその子ども達がなかなか揃わなく、今回は義兄の一番下の子ども、小学校4年生の甥っ子と一緒に参加しました。自分の息子は、学校のクラブのために参加できず、というより一度も参加したことがありません。
なぜなら小学校の頃は喘息持ちだったので、気圧が変わる山は登らない方が良いと医者から言われていたので。今回は先月のD作戦に失敗したため、すでに膝が痛い中不安を抱えながら、結局甥叔父の二人を含む、総勢100名バス2台で大峰山に向かいました。
奈良県の南部にある大峰山に着いてすぐに登るのではなく、麓の吉野郡天川村にある龍泉寺の境内にある「龍の口」と呼ばれる湧水の泉(写真1)があり、そこで身を清めます。服を脱いで褌になり、その泉に半身浸かり般若心経を唱えます。この水は10℃だそうで浸かった者でしか共有できない冷たさです。冷たさのため血管が収縮して、血流が悪くなり痺れてきます。この最初の痛みを超えると自分の体温で慣れてくるのですが、この最初の痛みを超えるのがなかなか厳しいのです。最初の頃はこれを超えられず泉を出たことがありました。
今回は甥っ子が初めて最初から最後まで浸かっていたそうです。なぜなら甥っ子には中学3年生の姉がいて今年高校受験があり、実力では難しいので(!)神頼みのため家族代表で甥っ子が参加している理由から、甥っ子なりに責任感を持って頑張ったのでしょうね。この水行が終われば、気持ちの中では修行の半分が終わった感じです。
そして身を清められたので、少し移動をして大峰山の入り口(写真2)に行き、二人声を掛け合いながら登って行きました。腰にはコルセット、膝にはサポートをしながらでしたが、途中「お助け水」や茶屋(写真3)で休憩をしながら、大体2時間15分ぐらいで登ることが出来ました。精進の修行が出来なかった負い目もあり、できるだけ休まずに登りました。そして全員で大峯山寺でお勤めをすると、山頂で泊まるチームと下山チームとに分かれます。
私たちは山頂で泊まるので、すぐに宿坊に入りました。夕方のお勤めまで時間があるので、とりあえず頑張って登ったご褒美に缶ビールで一人で乾杯。そして4時半ごろに夕食(写真4)を食べます。この時はもちろん写真の通り精進料理。こんなおかずですが、ものすごく美味しいです。これだけでご飯3杯いけます。でもちょっと足りないのでちょっとしたおかずを持ってきましたが(笑)
夕食が終わると特にすることがないので、宿坊の方と話をしていたら夕焼けが綺麗に見えるところがあると聞いたので、甥っ子をつれて見に行きました。今まで15年ぐらい登っていましたが、初めての場所でした。山の頂上になる場所だったので、360度山々を見回せることが出来、かつ夕焼けでものすごく綺麗な景色でした(写真5)久しぶりに景色を見て二人で感動しました。 景色を見たあと7時半ごろ就寝して、翌朝は3時に朝ごはんを食べて、まだ真っ暗の中ヘッドライトを付けて下山をします。暗いし足元が悪いので、二人気を付けながらの下山。ここでもできるだけ休まず、修行をしているつもりで頑張りました。残り3分の1ぐらいになってくると朝が明けてきて、鳥が鳴きだし周りが騒がしくなってきます。朝の活動が開始するのでしょうね。下山は2時間弱ぐらいかかり、無事に下りることが出来ました(写真6)ここでもとりあえず頑張って下山したご褒美に、茶店で乾杯~(^^♪美酒ですね。
帰る道中やり遂げた感いっぱいでしたが、登山前の修行はしていない、登り切ってのとりあえずや下山してのとりあえず・・・、こんなのばっかりだなとふと気づきました。周りの方々を見ると、しっかり精進しているそうですし、「とりあえずっ」というのもなさそうですししっかり修行してきた感がありますが、私にはなかったなぁ。
そういえば当時精進明けの料理も、魚料理かせいぜい2本足の肉(鶏)までと言われていたのに、しっかり四足を食してしまった・・・。
私のは、ちゃんとした修行ではなくなんちゃって修行ですね(笑)まぁ無理せずぼちぼちと頑張っていきます!
( 岡 本 清 臣 )
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マイナンバーは、今年(平成27年)10月5日以降に、マイナンバーが記載された通知カードが、市区町村から、住民票の住所に世帯主宛に簡易書留で郵送されます。来年(平成28年)1月から社会保障や税の分野での利用が始まります。これにより、会社として、皆さまやご家族のマイナンバーを給与所得の源泉徴収票などに記載するために、皆さまやご家族の個人番号を届け出てもらう必要があります。
そこで、皆さまには以下の事項についてくれぐれもご留意いただければ幸いです。
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- 皆さま・ご家族の個人番号の当社への提供にご協力ください。
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